会社に辞意を表明して55日が経過した。
明日出社してようやく退職日が決まる見通しだ。
当初は8月末に辞めたい意向を伝えたが、
どうやら10月20日が退職日になりそうだ・・・。
そういえば、退職願すらまだ書いていない。
辞意を伝える日に、一方的に「退職願」でなく「退職届」を
出す辞め方もあるのだが、それはしたくなかった。
だが、こう長引くとホントに疲れる。
特に「サラーりマン」と「起業家」の価値観は異なる部分が多く
あるので、起業家としてマインドセットを、意識的にしている自分には
会社に居る事が本当に息苦しい。
家では起業準備に時間を充てる事が多いが、会社のパソコンを
持ち帰り作業する事もあるので、その際は本当に頭の切り替えを
180℃しなければならない。
この3連休であるが、誰とも約束をせず、とにかく起業準備に集中した。
今までは、土日だけ途切れ途切れ作業を
していたが、一から基礎を勉強しなおすため、データの教材を
全て紙焼きにする事にした。
その為、業務用のプリンターをビックカメラで購入する。
かなり大きなもので、担いで街中を歩いていると、少し目立つ。
・・・こうやって重いものを持って空を見上げると、
25歳のころ、化学品の商社にいたころを思い出す。
商事会社ではあったのだが、25kg×2本の塩化第二鉄液を
持って、お客さんの倉庫に納品なんて事もしていた。
しかも1回のデリバリーで1万円ぐらいしか売り上げが
無かったように思う。
要するに、その会社に新規のネタを探すため、定期的に
通うための口実だったのだ。
こんな非合理的な稼ぎ方を考える上の人間に疑問を抱いていた。
あの時、塩化第二鉄液のポリ箱を、倉庫に入れ、
真夏の空を見上げ、
「俺はぜってー、こんなショボイ人生じゃ終わらねえ!」
と、心で叫んでいた。
・・・と思い出話などどうでもいい。
さっそく持ち帰った業務用プリンターでガンガン印刷し、
バインダーに綴じる。
インクジェットより速いので気持ちいい。 文明の利器に感謝。
紙焼きにしたものを蛍光ペンでチェックしながら読むと
本当に理解度が違う。
データで読んでいた時とは違う新たな発見がある。
生まれてから、勉強がこんなに楽しかった事は無い。
やはり、勉強する理由がある事、それが好きである事
・・・これが明確であると、本当に楽しい。
これを半年、1年、狂ったように楽しくやれば
光は見えてくるはずだ。
うまくいかない理由は無い。
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